マイクロドローンの電波方式には、主に以下のものがあります。
一般的な通信距離は、あくまでも一般的な目安であり、使用する機器や環境によって通信距離は異なる可能性があります。
また、法律によって通信距離が制限されている場合もありますので、適切に確認することが必要です。
これとは別に、映像が届く距離はVTXの出力により、
フライト時間はバッテリーの容量によります。
S-FHSS
Futaba社が開発した周波数ホッピング方式で、2.4GHz帯を使用し、広い帯域幅を持ち、信号の安定性が高いとされています。
一般的な通信距離:約300〜500m
T-FHSS
Futaba社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、高速通信、信号の安定性、省電力性が特徴です。
一般的な通信距離:約500〜1000m
CRSF(クロスファイア)
TBS Crossfire社が開発した900MHz帯のプロトコルで、長距離通信が可能で、低遅延性やセキュリティ性が高いとされています。
一般的な通信距離:数km以上
LRS・ELRS
一般的な通信距離:数十km以上
LRS
Long Range Systemの略で、RCモデルの遠隔操作用の長距離通信システムです。
LRSは、900MHz帯など低周波数帯を使用します。
ELRS
RadioMaster Zorro Max Lumenier Edition Radio Controller – ELRS
ExpressLRSの略で、オープンソースのLRSシステムであり、より高度な機能を備えたシステムとなっています。
低遅延で高精度な操作が可能です。
また、高度なセキュリティ機能を備えており、外部からの不正なアクセスや攻撃に対しても安全に運用できます。
さらに、多くの機能がカスタマイズ可能で、ユーザーのニーズに合わせた設定が可能です。
ELRSは、オープンソースのため、コミュニティによって開発や改良が進んでおり、新しい機能が追加されていくことが期待されています。
ELRSの利用には、対応する送信機や受信機が必要ですが、多くの機種が既に対応しており、比較的手軽に導入できます。
ELRSの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 長距離通信が可能で、数十km以上の通信距離を持つ。
- 低遅延で高精度な操作が可能で、迅速かつ正確な操縦ができる。
- 高度なセキュリティ機能を備えており、外部からの不正なアクセスや攻撃に対しても安全に運用できる。
- オープンソースであり、多くの機能がカスタマイズ可能である。
- コミュニティによる開発や改良が進んでおり、新しい機能が追加されていくことが期待されている。
FlySky
– FlySky社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、低コストで手軽に利用できることが特徴です。
一般的な通信距離:約200〜300m
AFHDS
– FlySky社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、安価で手軽に利用できることが特徴です。
一般的な通信距離:約200〜300m
D8/D16
– FrSky社が開発したプロトコルで、2.4GHz帯を使用し、低遅延、高精度、長距離飛行などの特徴があります。
一般的な通信距離:数km以上
ACCST
– FrSky社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、低遅延、高精度、高度な設定などの特徴があります。
一般的な通信距離:数km以上
DSMX/DSM2
– Spektrum社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、フルレンジの操作距離が約2kmまであります。
一般的な通信距離:約2km
SLT
– Hitec社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、小型で軽量なリモコンや受信機が特徴です。
一般的な通信距離:約200〜300m
DSSS
– Walkera社が開発した2.4GHz帯のプロトコルで、広い通信範囲、高い信号の安定性が特徴です。
一般的な通信距離:約500〜1000m